ITパスポート試験は初級シスアドよりも簡単かつ広範囲

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ITパスポート試験は初級シスアドよりも簡単かつ広範囲

職業訓練とは関係しませんが、関心も大きいと思われるITパスポート試験について、NewsInsight記事より抜粋します。

6月26日、情報処理推進機構(IPA)は、2009年春に始まる「ITパスポート試験」の出題範囲・試験形態を発表した。

ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の改革で創設された試験の1つで、2009年春から試験を開始する。2009年4月の試験で廃止される初級システムアドミニストレータ試験の範囲を含む、基礎的なIT知識を広く問う。ITスキル標準(ITSS)では最下位のレベル1に当たり、業種・職種を問わずITを活用する職業人すべてと情報系学科を中心とする学生を対象にしている。

試験の出題範囲は、初級システムアドミニストレータ試験の範囲全部に、基本情報技術者試験の3分野(「プログラミング/プログラミング言語」「基礎理論」「アルゴリズム」)を追加。IPAによると「いまの初級システムアドミニストレータ試験よりも難易度が下がった分、試験範囲は広がった」。

試験問題は、次の3つの分野から出題される(括弧内の割合は出題量の目安)。企業と法務、経営戦略、システム戦略などの理解を問う「ストラテジ系」(35%程度)、ソフトウェア開発の基本的な流れ、プロジェクトマネジメント、システム監査などの理解を問う「マネジメント系」(25%程度)、基礎理論、コンピュータの基礎、ネットワークなどの理解を問う「テクノロジ系」(40%程度)の3つ。

初級システムアドミニストレータ試験で出題しているケーススタディを扱った問題は、引き続きITパスポート試験でも出題する。現在IPAのWebページでは、ITパスポート試験のサンプル問題(PDF)を掲載している。

出題数は100問。合格基準は総合得点の60%以上、分野別得点の30%以上で、満遍なく理解していることが求められる。合格証書には総合得点および分野別得点が記載される。試験時間は165分で、初級システムアドミニストレータ試験よりも短い。なお昨年の制度改訂の発表を受けてか、2008年4月の初級システムアドミニストレータ試験の応募者数は前年同期比で22%減少した。



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